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「映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」 感想

その他

こんにちは、あおゐです

今回は太鼓さん次郎とは関係がありませんが、今日から公開されました「映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険を観てきましたので、その感想を綴ってみたいと思います


※ここから先はネタバレになるような文章は()内に書きますので、大丈夫だという方はその中をドラッグして読んでください




- 壮大、なのに上手くまとまっている

まず、大長編としては普通に面白かったです
ストーリーの構成もしっかりしていましたし、「壮大な冒険」というテーマにふさわしい舞台だったと思います




- 飽きさせない工夫

最初のシーンで(この氷山に遊園地を作りたいと言い始める)のですが、ここからが素晴らしかったです
この直後オープニングが始まるのですが、(作る過程、他の3人を呼んで皆で遊ぶシーンがそこに丸々収められていました
のちのシーンを入れるための時間短縮としてはかなり良かったと思います




- マニアにやさしい

冒頭の野比家のシーンは、てんコミ18)巻の(大氷山の小さな家)が元となっている感じでした
また、(冒頭でテレビに星野スミレが映った)り、てんコミ29)巻の(翼ちゃんがうちへきた)の時に撮ったであろう写真が(ドラえもんの押し入れの壁に貼ってあったり)と、マニアにはたまらないような細かいところの凝り具合が、見ててとても楽しかったですw

あとは、今回の作品は少し「宇宙開拓史」を意識している感じがあった気がします
1つはなんといっても「パオパオ」という生き物
これ、「宇宙開拓史」で出てきたコーヤコーヤ星にもいた生物でした
元々は藤子先生の別の作品「ジャングル黒べえ」の登場キャラクターでしたが、それがまさかまた登場するとは…と少し嬉しかったです

そしてもう1つはカーラの出身星「ヒョーガヒョーガ星」
明らかにコーヤコーヤ星を意識してますよねw



- ミステリー要素もしっかりと

現代の南極でドラえもんに扮したペンギンの番人(?)、水色のパオパオが氷でかためられていた理由が分かったとき)には「あーなるほど!」と思わせてくれました
まあ前者の方は大人ならすぐに分かってしまうと思いますがw



- ゲスト声優

エンドロールを見てもサバンナのお2人が声優として出演されていたことに全く気付きませんでした
かなり上手く馴染んでいたと思います(なお某アスリートは…ゲフンゲフン)
あとベテラン声優釘宮さん…アンタ凄すぎかよ()



ラストも一昨年の「宇宙英雄記」のような後味の悪い終わり方ではなく、すっきりした感じの終わり方でした
全体的にストーリーにまとまりがあって、観ていて飽きない内容だったので、今作は大人が観ても楽しめる、かなり作りこまれた作品となったのではないでしょうか


というわけで、ここまでが良かった点です
続いて悪かった点を挙げていきます

Let's GO




- 悪い意味で予告詐欺

いかにも感動ものの作品であるかのように謳った今回の予告映像でしたが、かなり裏切られます
普通の冒険ものです
それは人にとってはいい意味での裏切りにもなるかと思いますが、感動ものを求めて観に行った方は少々がっかりするのではないかと思います
その理由の1つが、予告映像にもありました(海のようなところに浮かぶ氷漬けにされたドラえもん)です
それが(単なる夢オチ)だったということがかなり序盤で分かります
また、予告映像にある(遊園地が崩れていくといういかにもどこかの都市が壊滅し始めたかのよう)なシーンですが、(あくまでのび太ドラえもんが1番始めに上陸した氷山の氷が少し溶けてしまい、2人が作った遊園地が崩れてしまう)というだけであり、(物語にあまり深く関わってこないシーン)だということが分かります

のび太ドラえもんの友情愛が確かめられるシーンもあることにはあります、が、それもとにかく少なすぎる
個人的に(2人のドラえもんが出てきて、どっちが本物のドラえもんかを見極めるとき)くらいかなと思います
ひみつ道具博物館」のような友情溢れる物語があると思ったら大間違いです

ちなみに予告映像に(のび太ドラえもんの手を離してしまい、のび太たちだけがとこかへ消えてしまうシーン)があったのを覚えているでしょうか
そこからの展開もかなりあっさりしています
助けられて感動のシーンに行くか?と思いきや無いという…いやこれどこでさらに友情が深まるシーンがあるのだろう
)と思ってしまいました
ただ、このときのドラえもんが抜群にさえていたなと思うだけです



- 無理矢理な○○

まず、「無理矢理な尺稼ぎ」です
ちらほらと見られました
例を1つ挙げると、(タイムベルトを使って10万年前へ行く)というシーンがあるのですが、その際(ドラえもんが「6万年前!6万5千年前!7万年前!…」とご丁寧にカウントダウンしていくんです
まだ数の値が分からない)子どものためと言われたら何も言えませんが、少し長いかなと思いました
せっかくの(オープニング)が無駄になってしまうと思うと残念でなりませんでした

また、「無理矢理な伏線回収」も1ヶ所とても目立ちました
物語の終盤で、(現代の南極に氷漬けにされていた水色のパオパオが実は10万年前にカーラと一緒にいた黄色いパオパオを氷漬けにしたものだった)ということが分かります
中盤辺りで薄々気付いてはいましたが、(氷の中にいたのにどうして10万年経った今でも生きていたのか、どうして色が違うのか)という2つの疑問がありました

前者は(パオパオは氷の中で冬眠する生き物で、その間は年も取らない)というまあまあ納得できる理由でしたが、後者がとても酷かった


「(きっと氷の中で眠っている間に色が変わってしまったんだわ)!!!」


このセリフ(うろ覚え)を聞いた瞬間の私の顔→( ゚Д゚)?



は?
え、ちょっと待ってナニソレ

って感じに



ここまでかなり凝っていた分、非常に残念でした





- エンディング曲
曲が凄く良いんです
しっとりした感じの、いかにも平井堅さんっぽいメロディで
「映画にもよく合いそう」と思っていました

……予告映像を観た段階では







はい、本編と合わないんです微妙に()
そんな感動ものでもないので、なんとなく違和感をおぼえるのです
ただ何度も言いますが、曲自体は素晴らしいですw
合わないだけです()







というわけで長々と語りましたが、総合評価としては5.0点満点中3.8点って感じでした

参考までに過去作の評価と感想を軽く書きますね



内容もドラえもんらしさも申し分ない。感動のさせ方がしつこくなく、無駄なシーンが一切ないと言っても過言ではない。

  • 新・大魔境…4.4点

珍しいジャイアン回。過去作の良いところはそのまま残しつつ、夜ののび太とペコの会話シーンを入れたりとさらに皆の心情が深く描写された。

  • 宇宙英雄記…1.5点

駄作中の駄作と言わざるを得ない。何が面白いのか教えてほしいレベル。子どもっぽい話はアニメだけで十分。

  • 新・日本誕生…4.5点

別の種類のツチダマを出すのならもうちょい見せ場を作ってほしかったなとは思う。ただラストは涙なしでは観れない素晴らしいリメイク作品だった。





今回は内容は良かったです
重すぎず、かといって子ども向け過ぎないちょうどいいラインで完成していると思います
ただ、題名が発表された瞬間の駄作感をせっかく予告映像で挽回したのなら、もうちょい頑張ってほしかったというのが強いですね


そうそう、来年の予告についても軽く触れときます

映像の内容→(「みんな!面白かったー?」と言いながら今回の恰好(コート姿)でターザンのように登場したドラえもん→一瞬で衣装チェンジ→海賊の恰好に→背景に海賊船が映り、ドラえもんが画面に激突し、上から「2018年 航海決定!!」のテロップが落ちてくる

というわけで間違いなく(南海大冒険)のリメイク作品でしょう
とても楽しみですね(^^)


最後まで読んでいただきありがとうございました
それでは